NASAが5月17日、ニュージーランド・ワナカの空港から超高圧気球を飛ばすことに成功した。この気球は近宇宙で科学調査研究を行う。NASAによると、53.2万立方メートルのこの超高圧気球は1~3週間で南半球上空を通り地球を1周し、成層圏の風速が関係するが、100日以上の飛行を目標としている。
ロイター通信は、NASAによる巨大気球打ち上げの試みは今回が5回目で、過去の4回はどれも天候に阻まれたと報道。気球が任務を執行する高度は33.5キロで、地上から目視できる高さである。特に、南半球の中緯度帯、アルゼンチンや南アフリカなどでは日の出から日没まで気球を見ることができる。
ラジオ・ニュージーランドのウェブサイトは、高さ70メートルのこの気球は科学研究設備を搭載しており、空気を入れたところで後戻りできず、再び使用することは不可能だと伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月19日