ゴリラの「ココ」は幼い頃にパターソンさんとサンフランシスコ動物園で知り合った。パターソンさんの背中に隠れるココ
イギリスの『デイリー・メール』の6月2日の報道によると、1971年、研究生のペニー・パターソンさんはサンフランシスコ動物園で生まれたばかりのゴリラ「ココ」と出会い、仲を深めていった。それから40年以上、ココとパターソンさんは一時も離れることなく、ココは1000通り以上の手話で会話でき、2000語以上の単語を理解できるようになった。
今年44歳のココは絶滅危惧種のニシローランドゴリラで、「会話ができるゴリラ」と言われている。7歳の頃、ココはナショナルジオグラフィック誌の表紙を飾ったこともある。
パターソンさんによると、ココは自分がゴリラであることをわかっているが人間のことも好きであり、2つの世界で生活しているようである。パターソンさんは以前、ココは300語以上の単語を理解し、手話で複雑な感情も表現できるとする研究報告を発表した。多くの専門家は彼女の研究を信じなかった。
英BBCは、切っても切れない関係にあるココとパターソンさんのドキュメント映像を放送した。「残念なことは何か」という質問に対し、パターソンさんは「ココは人間と親しすぎるため子供がおらず、ほかのゴリラから孤立している」と答えた。
BBCは、切っても切れない関係にあるココとパターソンさんのドキュメント映像を放送した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月7日