6月27日19時頃、成都パンダ繁育研究基地の専門家と職員の協力のもとで、成都のパンダ「績麗(ジーリー)」がオスとメスの双子の赤ちゃんを無事に出産した。先に生まれたのはオスで体重186グラム、後に生まれたのはメスで体重68.5グラム。「績麗」と双子の赤ちゃんの健康状態はともに良好である。
「績麗」は初めての出産だったが、普通以上の母性を見せた。「績麗」は1頭目を生んだ直後には驚くべき行動を見せなかったが、すぐに赤ちゃんを抱いて体を撫でた。その動作はややぎこちなかったが、自然に見せた優しさに嘘はなかった。自分で2頭の赤ちゃんを世話することができない「績麗」は、最初に生まれた赤ちゃんを世話することを選んだ。これらの行動は、「績麗」が優秀なお母さんであることを示す。自然の環境において、どちらかを選ぶという残酷さは、貴重なパンダの繁殖をより難しくしている。2頭目を産んだあと、成都パンダ繁育研究基地の職員は「母親代わり」のパンダが抱いた保育器に移して世話をした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月30日