10月17日7時30分頃、中国有人宇宙船「神舟11号」の打ち上げに成功し、習近平総書記が送った祝電を読む範長竜氏
有人宇宙船「神舟11号」を運ぶ「長征2号F 遥11」ロケットが17日7時30分、酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。約575秒後、神舟11号がロケットから切り離され、予定されていた軌道に乗った。宇宙飛行士の景海鵬氏、陳冬氏を順調に宇宙に送り込んだ。宇宙飛行士はコンディションが良好で、打ち上げが順調に成功した。
今回は中国6回目の有人宇宙飛行で、神舟有人宇宙船の改良型、長征2号Fロケット改良型による地球・宇宙往復輸送システムの2回目の応用性飛行でもある。宇宙船は軌道投入後、予定のプログラムに基づき、まず約2日間飛行してから、宇宙実験室「天宮2号」と自動ドッキングする。宇宙飛行士は天宮2号に30日駐留し、宇宙科学実験、応用技術、科学知識普及キャンペーンを行う。ドッキングした宇宙船の飛行後、神舟11号は天宮2号から切り離され、1日飛行したあと着陸場に戻る。天宮2号は独自運行軌道に入り、宇宙科学実験と応用技術試験を継続し、宇宙貨物船「天舟1号」の任務参加を待つ。
天宮2号は現在、地上から393キロ離れたドッキング軌道上を飛行中だ。設備が正常に稼働し、運行のコンディションが良好で、ドッキング任務の需要と宇宙飛行士の駐留条件を満たしている。
「長征2号F 遥11」ロケットは、神舟10号を打ち上げた「長征2号F 遥10」ロケットと技術状態がほぼ一致する。安全性と信頼性を高めるため、一部技術の状態を変更した。長征シリーズのロケットは、今回が237回目の飛行となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月17日