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japanese.china.org.cn | 13. 12. 2016

戦争で失明した94歳抗戦元兵士、軍営に戻り夢を叶える

タグ: 戦争,抗戦元兵士

12月11日、蘇州市に駐屯する第1集団軍某走行旅団のもとを訪れた抗戦元兵士の銭鑑民さん(中央)

銭鑑民さんは1922年9月に江蘇省無錫市で生まれ、1943年に装甲兵として中国遠征軍と共にミャンマーの対日作戦に参加した。1945年、貴州省鎮遠県の山地で庶民を助ける際に顎に銃弾を受け、両目も戦争中に失明した。

娘の銭小蕙さんによると、銭鑑民さんの一番の趣味はラジオで軍事番組を聞くことである。中でも、戦車に関する内容が大好きだという。12月上旬、「関愛抗戦老兵公益基金」は「元兵士の願い」を募集し、銭鑑民さんは「先進的な装甲車に触る」という願いを提出した。この願いはインターネットで大量に転載され、閲覧回数は200万回に達した。

12月11日午前、多くの人に支えられ、銭鑑民さんは兵舎を訪れた。6台の戦車が一斉に警笛を鳴らし、兵士が揃って「先輩に敬意を表する」と言い敬礼した。銭鑑民さんは右手を上げて軍礼をし、戦車の周りをまわって大切なものを扱うように各部位を触り、いろいろな質問をした。

銭鑑民さんは、「昔の武器は現在と比べ物にならない。科学が発達し、私たちの暮らしも良くなっている。平和を守るために頑張ってもらいたい」と話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月13日

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