義烏国際商貿城の工芸品店が、最終ロットの「トランプマスク」を米国に発送した。これは、11月上旬に行われた米大統領選後の追加注文の一部である。今年の米大統領選で、多くの業者がビジネスチャンスを探したが、その「晴雨計」はなんと浙江省にあった。 今年に入ってから、義烏国際商貿城に外国からトランプ氏の旗の注文が多く入ったが、ヒラリー氏の注文は少なかった。選挙運動が白熱化した時には、多くの商人が前払金が入らなくてもトランプ氏の旗を作ることを決めていた。 米大統領選関連の貿易で最も名が知られた浙江省の業者は、金華派対乳膠工芸品有限公司である。9月末時点で、同社が外国から受けたトランプ氏とヒラリー氏のマスクは51万個に達し、これらは米国で飛ぶように売れた。 2016年初め、同社は米国の貿易業者から大統領選でトランプ氏とヒラリー氏が好調で、中でもトランプ氏が注目を集めていることを知った。そこで、工学部門はすぐに材質と表情の異なるトランプ氏とヒラリー氏のマスク10種類をデザインした。当初、米国からの注文はトランプ氏3個に対しヒラリー氏2個という割合だったが、その後にトランプ氏の注文が大幅に増加し、ヒラリー氏は減少していった。最終的に、トランプ氏のマスクは約50万個になり、ヒラリー氏を大幅にリードした。こうして見ると、米国人消費者の中で、トランプ氏はとっくにヒラリー氏に完勝していた。国内外の貿易業者が「浙江省の業者は米大統領選の晴雨計だった」と驚くのも納得がいく。 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月13日 |