5G技術、万物のネット化を実現へ

5G技術、万物のネット化を実現へ。

タグ: 5G モバイル通信

発信時間: 2017-01-09 13:33:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国科学技術部が6日に開いた「次世代広帯域ワイヤレスモバイル通信ネットワーク」重大特別プロジェクト発表会において、同プロジェクト技術担当者、中国工程院院士の鄔賀銓氏は「5Gの革新は、低遅延、高信頼性により、時速500キロで移動中のスムーズな通信を保証しなければならない。次に車載ネットワークを実現し、5Gにより高速道路での交通事故を回避する。5Gがもたらすのはより広いバンド幅、より高い速度だけではない。未来の5Gは主に、産業アップグレード及び発展の問題の解決に用いられる」と指摘した。

中国の4G利用者数は7億3400万人、4G基地局数は249万8000カ所にのぼり、世界最大規模の4Gネットワークを構築している。現在は4Gのシステム、端末、チップ、計器などの整った産業チェーンを形成しており、産業化と世界規模の実用化を実現している。さらに国際標準への参与を強め、中国が制定を主導する「TD-LTE-Advanced」が4G国際標準の一つになった。

広帯域モバイル通信特別プロジェクト実施管理弁公室責任者、中国工業・情報化部情報通信発展司長の聞庫氏は「第13次五カ年計画期間(2016−20年)、5GとLTE増強技術の開発に焦点を絞り、世界の統一的な5G標準の制定を促し、5Gチップ・端末・システムの開発を完了する。5Gによりインターネット、IoTの融合及び革新的な発展を支え、2020年の5G実用化に向け産業の基礎を固める。LTE増強技術については、コア技術や端末用チップなど苦手分野の開発に取り組む。5G推進チームにより、特別プロジェクトは2016年に第1段階の5G単一技術の研究開発と試験を行った。2017年には5Gの試験と検証技術を一つの設備に集約し、開発と技術発展を同時に推進する」と述べた。

中国のモバイル通信利用者は13億人を超えており、コストパフォーマンスの高い携帯電話は数百元で購入できる。鄔氏は「低コストは技術の向上と市場によって実現できる。規模がなければ低コストは実現できない。この特別プロジェクトを通じ、技術進展によりコストを出来る限り引き下げる方法を研究し、使いやすい端末を開発する。2020年までに、次世代広帯域モバイル通信が、世界のリーダーになることを願う」と話した。

鄔氏によると、一部地域の数十万台のカメラで撮影した動画を、ビッグデータ技術によりリアルタイムで動的な1枚のフロー図にしている国がある。どこで渋滞や事故が起きているかについて、リアルタイムでドライバーや歩行者の携帯電話に伝送する。これにより人々はスムーズな道を選択できる。「モバイル通信は交通分野で効果的に活用される。個人の医療・健康、人々が関心を寄せる大気汚染などでも活用される。将来の携帯電話はPM2.5測定器の代わりになり、いつでもどこでも測定が可能になる」

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月9日

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