長期にわたるスモッグは「スモッグ経済」の繁栄という変化をもたらしている。マスク購入や新鮮な空気を吸うために南部に行くスモッグ逃避旅行があるが、最も代表的な新興産業は空気清浄機である。
近年、輸入・国産ブランドがこの巨大市場に次々と押し寄せている。各家電メーカーは言うまでもなく、パソコン組立、メディア、ブラウザ開発などを行う業者までも自社の空気清浄機を開発している。これは、数年前の携帯電話製造ブームを思い出させる。今年の米家電・IT見本市「CES」には多くのサプライズがあり、「空飛ぶ空気清浄機」もその1つである。
このドローンは空気中の埃や花粉、有害顆粒物を浄化する。掃除機やこれまでの空気清浄機と比べて、その大きなメリットは「飛行時に発生する気流を利用し、空気中の埃や顆粒物をより効果的に吸引する」という点である。
これをデザインしたAtarainaによると、ドローンは空気中の顆粒物と汚染物を吸引するが、「空気濾過装置がなく、PM2.5に対応できない」という最初の問題が生じた。
Atarainaは、同商品の消費ターゲットはアレルギー体質の人、特に花粉症の人だとしている。これに対し、中国のネットユーザーは「これでスモッグに対応するのは無理なようだ」とコメントした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年1月10日