国家衛生・計画生育委員会は22日に記者会見を開いた。計画生育指導局の楊文荘局長、婦女・児童局の秦耕局長の説明によると、国家統計局の1‰サンプリング調査データを元に推算すると、通年の出生数は1786万人に達した。同委員会の統計データによると、全国の病院で無事生まれた子供の数は1846万人に達した。二人っ子政策が初歩的な効果を発揮しており、予想通りとなった。
同委員会の2015年の子育て意欲調査の結果によると、二人目の子育てを回避する理由のうち、「経済的負担」が74.5%、「気力体力の余裕がない」が61.1%、「世話をする人がいない」が60.5%。子育てのプレッシャー、費用、女性の仕事、高品質の生活などが、子育てに消極的な要素になっている。
調査によると、育児費用は中国の各世帯の平均収入の50%弱に達している。教育費が最も大きな負担で、保育サービスの不足が深刻だ。0−3歳児の保育施設の利用率はわずか4%で、先進国の50%を大きく下回っている。
楊局長は「先進国の経験を見ると、各国は子育てを奨励するため、主に経済支援、保育サービスを提供するなどし、さらに女性の就職の利便性を高める政策を打ち出している」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年1月23日