多くの女性が大麻の葉で爪を飾り立て、さらにSNSに誇らしげに投稿している。ところが専門家はこの流れについて、「大麻マニキュア」が大麻の用途を美化する恐れがあると懸念している。英デイリー・メール紙が伝えた。

この流行は米国の一部の州で最近、大麻が合法化されたことと関連しているとする説もある。大麻マニキュアは、大西洋対岸の英国で急速に流行し、全世界に影響を及ぼしている。人々はインスタグラムで、3000枚弱の写真を投稿しており、さらに大麻マニキュアの技術を教え合っている。

しかし薬品系シンクタンク「Volteface」のヘンリー・フィッシャー氏は、SNSでこのような写真を投稿することで、大麻の危害を受けやすい若者に悪影響を及ぼすと懸念している。「若いスターが飲酒を美化することで、若者の飲酒に悪影響を及ぼすのと同じく、大麻の用途を美化するのも危険だ。青少年は年齢的な制限により店で酒類を購入できないが、麻薬を売る人間は身分証の年齢などチェックせず、若く危害を受けやすい人々に喜んで売りつけるだろう。そのためこの中毒性を持つ違法物質を美化することには、高いリスクが存在する」

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2017年2月17日