ロボットによる労働者の代替 あなたのポストも例外ではない?

ロボットによる労働者の代替 あなたのポストも例外ではない?。

タグ: ロボット

発信時間: 2017-05-09 08:48:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

休暇シンドロームからまだ立ち直っていないあなたは、ロボット導入の波があなたのポストを脅かしつつあることに気付くべきだ。

まず工業・情報化部のこの数字に目を向けよう。ロボットによる人間の代替を率先して推進している浙江省では、2013年から5年間、年間5000件のプロジェクトを実施し、ロボットによる人間の代替のために5000億元の投資を実現することとしている。浙江省経済・情報化委員会副主任の凌雲氏は、このプロジェクトで2015年までに一般労働者200万人近くが減ったと推算している。広東省や山東省などの地方は、自身が比較優位を備えた産業分野でのロボットによる人間の代替を推進し、すでに多くの人間のポストがロボット労働力によって代替されている。

工場の生産ラインやレストランのウェイター、コールセンター、さらにはニュース原稿の編集……近年、ロボットはすでに、多くの産業でひっそりと出現しつつある。高温や高圧に難なく耐え、有毒ガスも平気なロボットはさらに、深水作業や消防などの危険な仕事を人間の代わりに行うことができる。忍耐力や仕事時間でも人類のかなう相手ではない。日本のある自動車メーカーのロボットはすでに、人間の管理なしに30日連続で働くことができる。

一部の国では、国民の高齢化で労働力不足が問題となり、人工知能とロボットの導入が現実的な選択となっている。だがロボットによる労働力の代替が進めば、一部の地区の産業の失業問題がより厳しくなり、ロボットが人々の生活を脅かすようになるのではないかと不安を抱く人もいる。オックスフォード大学の研究はこの不安の裏付けとなっている。研究によると、ロボットによって代替される可能性のある職は米国で47%、英国で35%にのぼるという。

だがある人は、ロボットは実際には労働力の解放をもたらすのだと論じている。基礎的で繰り返し再現される仕事はロボットが行い、人類は肉体労働から解放され、創造力や共感などが必要な人類ならではの仕事を引き受けるようになる。米マイクロソフト社の創始者であるビル・ゲイツはメディアの取材に対し、一部の職はロボットによって代替されるかもしれないが、人々はこのチャンスをつかみ、老人や支援の必要な人々のケアなどより良い仕事をするべきだと語っている。

さてこれを読んで、休暇シンドロームから少しは立ち直っていただけただろうか。ロボットの「同僚」たちの襲来への準備はできそう?

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月9日

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