
2016年8月、科学者は「プロキシマb」を発見したと発表した。この恒星の発見は、地球外生命体や地球に似た居住環境の探索熱を再燃させた。
地球に似たこの「プロキシマb」の発見から間もなく、科学者は「この惑星は生命にとって危険な放射線の影響を定期的に受けている」と冷水を浴びせたが、模擬実験では生命存在の可能性があることが示された。
プロキシマは太陽に近い恒星で、太陽から4.25光年、すなわち40兆キロの位置にある。この数字を見るとそれほど近いと感じないが、私たちから地球に似た惑星までの距離はこれまで14光年だった。この惑星と地球の質量はほぼ同じで、プロキシマbは地球の1.3倍の大きさ、11.2日でプロキシマ・ケンタウリを1周する。
プロキシマbの存在はわかったが、その恒星成分を予測するだけで、その表面に水が存在するかはまだわかっていない。過去の研究で、この恒星はプロキシマ・ケンタウリの生命が居住できる可能性があるハビタブル・ゾーン内にあることがわかっている。地球に似た大気層と構造を持ち、適量の太陽光を受け、表面に水が存在する条件を備える。
この惑星を1年近く観察したイギリスのエセックス大学の科学者は、プロキシマbの気候が生命の存在に適している可能性があることを発見した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月23日












