喜劇関連企業が資本市場に参入 喜劇ビジネスは儲かるのか 

喜劇関連企業が資本市場に参入 喜劇ビジネスは儲かるのか 。

タグ: 喜劇バラエティ

発信時間: 2017-06-25 09:06:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

昨年に大きな注目を浴びた喜劇バラエティが今年、注目の投資先になっている。わずか数か月間で、喜劇関連企業に大きな資本が投入されている。4月、徳雲社(漫才会社)の関連会社が「新三板」(店頭登録にあたるもの)に申請して資本市場に参入した。5月、嘻哈包袱舗(漫才の会社)がエンジェル投資家の融資(A+輪融資)を受けることを発表した。同月、「跨界喜劇王」で知られる千秋歳文化は、1億元近いエンジェル投資家の融資(A輪融資)を受けることを発表した。「吐槽大会」で知られる笑果文化は、15カ月の間に4回の融資を受けた。6月15日、A株に上場する華録百納は、上海嘉娯文化投資有限公司(歓楽伝媒)の株式を取得し買収すると発表した。後者は「歓楽喜劇人」、「喜劇運動員」、「笑傲江湖」などコメディ制作会社として知られる。喜劇は確かにいい商売だ。しかし、笑いが止まらないようにするのは簡単なことではない。 

喜劇でどうやって儲けるのか。主に3つの道がある。オフラインでの出演、喜劇バラエティ番組の制作、業界をまたがった映像制作である。金になるのはやはり喜劇バラエティ番組だ。その核心は人であり、創意工夫である。制作面からみると、喜劇バラエティ番組を毎週やるのは、役者にとっても作家にとっても消耗が激しい。たとえ脚本が豊富にストックされていても、ベテラン喜劇俳優ですら参ってしまう状態にある。 

自分のテリトリーですらうまく立ち回れないのだから、他のテリトリーならなおさらである。映画界において、喜劇人の影響力は限定的である。郭徳鋼、岳雲鵬、艾倫などが出演した「歓楽喜劇人」が今年3月に上映されたが、最終的な興行収入は6700万元だった。岳雲鵬が出演するもう一つのコメディ映画「瘋岳撬佳人」は、今年のバレンタインデーの時期に上演されたが、興行収入は6400万元だった。2015年、開心麻花が制作する「夏洛特煩悩」がたたき出した興行収入14億元は奇跡的だったようで、現在も喜劇業界の稀な例となっている。むしろ常態に近いのは、原班人馬が制作した「一年天堂」で、興行収入は1億元弱である。2016年、評判の高かった「驢得水」の最終的な興行収入は1.7億元だった。 

利益面からみると、2015年の開心麻花の純利益は1.3億元だった。しかし2016年は7187万元と、前年比45%減だった。ここから、創意を繰り返すのは難しく、芸人の影響力が限られる市場において、喜劇が映画界に進出して幅広く発展していくのは容易ではないことが分かる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月25日

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