ユネスコ世界遺産件数で中国とイタリアが共に52件となり世界一となった。コロンス島と中国北西部の可可西里が先週末、ポーランドのクラクフで開かれた第41回ユネスコ世界遺産大会で世界遺産に登録された。
今回登録されたのは、他にもインドのアフマダーバードの歴史都市、サンボー・プレイ・クック考古遺跡、日本の沖ノ島などがある。世界遺産ウェブサイトのデータによると、イタリアと中国の次に登録数の多い国はスペイン(46件)、フランス(42件)、ドイツ(41件)である。東南アジアではインドネシアとベトナムが上位で、それぞれ8件。続いてフィリピンが6件、タイが5件となっている。2015年、シンガポール植物園が同国初で唯一の世界遺産となった。
中国メディアは誇りをもって2つの世界遺産登録を伝えたが、世界遺産が登録されるのはいいことばかりではない。世界遺産に登録されると、入場料が大幅に上がりがちだ。可可西里が世界遺産になったことで、遊牧民が住居の移転を迫られる可能性を警告する人がいる。コロンス島については、この小さな島が世界遺産登録されたら観光客の殺到に対応できないことを心配する人もいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月15日