AIは人類に取って代わるのか 

AIは人類に取って代わるのか 。

タグ: AI(人工知能),人類の発展

発信時間: 2017-07-15 09:51:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

「つまり現在のAI技術は、人類の主観的意識に影響される社会分化や意識分野の各種問題に対応するのは極めて難しい。逆に人類の脳は、長期的に複雑な社会環境において学び、成長することで、軽やかにこの種の問題に対応できている」と劉希未は述べる。 

同氏はもう1つの例を挙げる。現在に至るまで、AIが真の意味で人間性の境界を持つ作品を作りだせていないのは、「コンピューターと人間の頭脳は結局、機械性と生命性に本質的な区別があるからである。そのため、コンピューターの創作と人間の創作の間には、越えがたい溝が今なお存在している。個性は、人類の文学芸術創作の生命であるが、パソコンの創作システムで個性は作り出せていない。彼らが作るのは単に、すでにある芸術作品の模倣やコピー、組み合わせにすぎない」。 

では、AIが今後さらに発展を続ければ、いつか自発的な感情を持つAIが生まれるのだろうか。 

中国科学院自動化研究所の易建強研究員は「感情のAI化には2つの流れがある。1つは、ロボット自体に感情を持たせること。もう1つは、ロボットに人間の感情を理解させること。両者は全く違うものだ」と指摘する。「ロボットに人の感情を理解させることは、実現可能性が高い。現在、一部のロボットシステムは情景や環境、そして対話の内容をある程度理解できるようになっているし、そこから適切な反応や表情を生み出すことができる。しかし、ロボットまたはAIシステムが完全に人類の水準に達し、自発的な感情や創造性を持つのは実現困難だ。あるいは実現不可能といえる」。 

中国自動化協会の副理事長で秘書長である王飛躍氏も同意見で、「100年以内では実現不可能だと思う。おそらく、情感や理解、推理などの概念を再定義しない限り、永遠に実現できないだろう。その理由は簡単だ。人々は今でも感情の本質についてよく理解していないし、感情が生まれる過程や方法も理解していないからだ」と述べる。

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