5G試験が順調に展開、2020年にも実用化へ

5G試験が順調に展開、2020年にも実用化へ。

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発信時間:2017-08-30 13:08:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 3大通信キャリアと中国工業・情報化部など複数の筋から得た情報によると、北京や上海など各都市で展開中の5G試験作業が順調に進んでいる。3大通信キャリアは現在の試験状況に基づき、全国で試験都市を選び、5G試験都市の範囲を拡大する。2020年には5Gネットワークの実用化を順調に実現する見通しだ。

 

 3大通信キャリアは今年下半期より、北京・上海・重慶・広州・南京・蘇州・寧波など各都市で、5G試験作業を展開する。3大通信キャリアは、江西省・海南省・山西省・山東省・浙江省、河北省などで10前後の都市を選び、試験作業を展開すると表明した。

 

 記者の調べによると、中国工業・情報化部、中国IMT-2020(5G)推進チームの作業計画、3大通信キャリアの5G実用計画に基づき、中国は2017年に5Gネットワーク第2段階試験を行い、2018年に大規模な試験ネットワーク構築を行う。これを踏まえた上で2019年に5Gネットワークの建設を開始し、早ければ2020年に正式に5Gネットワークを実用化させる。

 

 5G試験期間中、3大通信キャリアは規模の異なる技術試験、ネットワーク検証、基地局建設を行うほか、5Gネットワークに基づく自動運転、スマート都市、スマートホームを含む車載ネットワーク及びIoT応用試験を行う。

 

 中国移動研究院の黄宇紅副院長は記者に対して「5G技術を検証すると同時に、関連応用例の検証と試験を開始することは意義重大だ。これにより国内外トップの関連企業を集め、健全で持続的に発展する次世代通信技術産業の環境を構築できる。5Gが正式に実用化されれば、車載ネットワーク、IoT、産業インターネット、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、人工知能などの産業の発展に向けネットワークの基礎を固め、全業界の高度成長を促すことになる」と述べた。

 

 業界内では、5Gネットワークが正式に実用化されれば、通信業が次の発展期に入るほか、1兆元クラスの複数の新興産業をけん引すると予想されている。複数の市場調査会社は、車載ネットワーク、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、スマートホーム、ドローンなどの典型的なIoTニッチ業界において、技術・応用レベルはすでに成熟しているが、4Gネットワークの通信能力が産業の発展を強く制限していると判断した。5Gの正式な実用化によりネットワークの問題が自ずと解消され、上述した産業が高度成長期を迎え、人工知能やスマート製造などの産業も台頭するという。またチップ、電子部品、ソフト、スマートハードなどの産業チェーン川上・川下もアップグレード期間に入り、その創業・投資チャンスも無限大になる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年8月30日


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