国産大型旅客機C919全機静的試験が着実に推進され、2018年にも高負荷試験を完了する見通しとなった。これは11月4日に上海市で開かれた、第5回中国航空強度技術発展ハイエンドフォーラムで発表された情報だ。全機静的試験とは、航空機が空中飛行中及び着陸時の衝撃を地上で想定し、空中でどれほど大きな衝撃に耐えることができるかを検証する、各種極限に挑む試練だ。人の筋肉と骨格の十分な強度を調べることに近い。これは航空機の開発における、飛行試験と設計決定の前提条件の一つである。
中国航空機強度研究所の楊海高級専務によると、同研究所は今年2月15日にC919の初飛行前の静的試験を終えた後、直ちに初飛行後の試験に向けた各種作業を開始した。初飛行後の試験は困難な任務であり、大負荷・大変形による技術リスクを迎える。より厳しい挑戦が、後の方に控えている。同研究所はさまざまな措置を講じ、各種試験準備作業を着実に推進しており、2018年に高負荷試験を完了する見通しとなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月6日