高水準続く中国企業の対米投資、サービス業と先進製造業に

高水準続く中国企業の対米投資、サービス業と先進製造業に。

タグ:高水準続く中国企業 対米投資 サービス業 先進製造業

発信時間:2017-11-11 11:13:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国最大のシンクタンクCCG(Center for China and Globalization)が8日発表した「中国企業グルーバル化報告」によると、中国企業の海外投資は依然として欧米の先進国が主となっており、米国、英国、ドイツなどが人気となっている。中国企業の投資が集中しているのは、欧州・北アメリカ・アジア太平洋地域で、昨年の投資割合は各35%、29%、25%となっている。中国企業は依然として対米投資を強めており、2015年に中国企業の対米投資がはじめて米国の対中投資を上回ったのに続き、2016年も中国企業による投資は高水準で推移したという。

 

 2016年の中国企業による対米投資件数は156件、総投資額は850.16億ドルだった。前年に比べそれぞれ21%、76%増加した。しかし2017年の上半期からはトランプ政権の保護貿易主義の影響を受けて増加スピードが低下。半年ベースで見ると、2016年上半期の中国企業の対米投資は112件、金額では446.71億ドルと、60%と75%減少している。


 投資先では主にサービス業と先進製造業に集中している。その中でも情報通信技術、運輸業、エンターテイメント業が人気。天津天海によるイングラム・マイクロの買収(60.7億ドル)、ハイアールによるGEの家電部門の買収(56億ドル)などがその例で、米国市場を開拓することで海外市場でのシェアを高めていく。ワンダーもレジェンダリー・ピクチャーズの買収(35億ドル)を通じて、世界のエンターテイメント市場に乗り込む。



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