AIロボット「暁医」、医師資格試験に高得点で合格

AIロボット「暁医」、医師資格試験に高得点で合格。

タグ:AIロボット 医師資格試験 暁医

発信時間:2017-11-21 14:19:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 600点満点の中国医師資格試験の模試に初参加した当時、ロボット「暁医」の得点は100点ほどだった。合格ラインは360点のため、これは残念な成績だ。しかし暁医はその後、真剣に学習を開始し、100万枚弱の医学画像資料、数十冊の専門的な医学教材、200万以上の実際のカルテ、40万の医療文書及び病歴報告書の内容を吸収し、医師が持つべき自主推理能力を身に着けた。

 

 暁医は今年8月、中国の実際の全国臨床開業医総合筆記試験に参加した。今月発表された成績によると、暁医は456点という高得点で合格ラインを大きく上回り、中国で初めて同試験に合格したAIロボットになった。清華大学と同ロボットを共同開発した科大訊飛共同実験室主任の呉及氏は「医学試験では、単純な記憶力と高速検索能力だけでは解答できない。2013年以降、新しい試験大綱は臨床思考能力の審査を強化しており、『症例型』の出題が増えており、すでに50%以上の割合に達している。暁医は単語、フレーズ、段落間の多層的な推理力を持たなければならない。そこで研究者は医学専門家の臨床診断知識を利用し、同ロボットのアルゴリズムの改善を続けた」と説明した。

 

 今年8月の全国臨床開業医総合筆記試験において、全国の受験生の解答と同時に、暁医も国家医学試験センターなどの部門の監督管理を受けながら、同試験のデジタル版を受験した。呉氏は「同試験により、同ロボットが自主学習・自主推理・自主判断の能力をつけていることが証明された。しかし暁医が独自に開業するまでには、まだ長い道を歩まなければならない。暁医が現在できるのは、医師に提案することで問題のスムーズな特定を促し、一部のリスクを回避させることぐらいだ」と述べた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月21日

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