月の活動、1月は3つの見所が勢揃い

月の活動、1月は3つの見所が勢揃い。

タグ:NASA ブラッドムーン ブルームーン

発信時間:2018-01-02 13:33:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 天文観測ファンには、カレンダーへのメモをおすすめする。アメリカ航空宇宙局(NASA)はこのほど公式サイトで、2018年1月は月の観測に絶好の時期であり、「スーパームーン」が2回観測できると発表した。2回目のスーパームーンにはさらに「ブラッドムーン」と「ブルームーン」が重なり、3つの見所が勢揃いすることから、高い観賞価値を持つという。

 

 スーパームーンとは、地球に最も近づいた満月のことだ。通常の満月より14%大きく、30%明るく見える。

 

 NASAによると、このスーパームーンは1月初日と最終日に観測できるという。天文学者によると、東アジアでは天気さえよければ、1日夜から2日未明に通常より大きく明るい満月を観測できるという。肉眼では変化を観測しにくいかもしれないが、NASAは「手を伸ばしこの発光する球体をつかみ、コーヒーカップの中に入れられるような感覚」になるだろうとしている。

 

 今回の月の活動のピークは今月31日に訪れる。同日のスーパームーンはさらに、皆既月食を伴う。北米西部からアジア東部の広い範囲で、空高くかかるブラッドムーンを観賞できる。

 

 ブラッドムーンは通常、皆既月食が発生する時に観測される。地球が月と太陽の直線上に置かれると、直射する太陽光を遮るが、地球の縁から太陽光が漏れる。地球の大気層の濾過により、紫・青・緑・黄の光が吸収される。そのため月には不思議な赤い光が降り注ぎ、ブラッドムーンになる。

 

 天文学者によると、皆既月食は東アジアの31日夜に発生する。午後7時48分に始まり、8時52分に蝕甚を迎える。米国東部の人々は、それほど幸運ではない。NASAゴダード宇宙飛行センターの科学者は「31日の月食は、(北米で)月が沈む際に発生する。米国東部では、起床後に部分的な月食しか観測できない」と話した。

 

 スーパームーンと皆既月食が重なるのは極めて珍しく、報道によると20世紀の100年間で5回しか重なっていない。今世紀は2015年の中秋節のみ。 


 31日のスーパームーンはブルームーンとも呼ばれる。これは1カ月で2回目の満月であるためで、月の色とは関係がない。平均で2.7年に1回発生する。これにより今回の月はより神秘的になり、観賞価値が高まる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月2日


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