スマートカー、発展を加速

スマートカー、発展を加速。

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発信時間:2018-01-11 13:07:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 国家発展改革委員会はこのほど「スマートカー革新発展戦略」の意見募集稿を発表した。業界関係者は、意見募集稿はスマートカーの発展を国家戦略レベルまで引き上げ、産業政策の基調を整え、産業チェーンの発展に向け積極的な環境を構築すると判断している。スマートなネット接続が発展の高速道路に入る見通しで、5G、インターネット、ビッグデータ、AIなどの各業界が全面的に利益を手にすることになる。

 

 自動車分野のトップダウンデザイン

 

 意見募集稿はスマートカー革新発展の3段階のビジョンを示した。まず、2020年までにスマートカーが新車に占める割合を50%とし、大都市や高速道路の車用無線通信ネットワーク「LTE-V2X」のカバー率を90%にし、北斗高精度時空サービスのフルカバーを実現する。次に、2025年までに新車のスマート化をほぼ実現し、「人・車・道路・クラウド」の高度な連携を実現し、「5G-V2X」でスマートカー発展の需要をほぼ満たす。それから、2035年までに率先してスマートカー強国になる。

 

 全国乗用車市場情報連席会の崔東樹秘書長は中国証券報のインタビューに応じた際に、「スマートカーの発展は現地が強みを握る産業と自動車産業の融合をけん引し、かつ国防・軍需製品の民用化を促し、産業の高度発展を力強く促進する」と話した。

 

 中信証券のアナリストは「意見募集稿はスマートカー発展を、一般的な国家部・委員会のレベルではなく国務院レベルに引き上げており、業界性文書の中では珍しいケースだ。トップダウンデザインは今後の部・委員会・業界を跨ぐ相互協力を促す。政策の重視の程度は、新エネ車を下回らないだろう」と分析した。

 

 全産業チェーンの価値が向上

 

 「スマートネット接続白書2017」は、中国の自動車スマートネット接続の市場規模は2017年に584億ドルに達し、2020年には1097億ドルに達すると予想した。年平均成長率は23%。市場の高度発展に伴い、車載ネットワーク、5G、インターネット、ビッグデータ、AIなどの各業界が全面的に利益を手にすることになる。

 

 招商証券のアナリストは「今後は車線維持、車線変更、自動追跡などの面で第2・3段階の自動運転を実現する。2018年に一部の国内企業はミリ波レーダーの量産化を実現する。国産EPS(電動パワステ)は完成車2級サプライヤーの仲間入りをし、ミリ波レーダーの需要が拡大する」と予想した。 


 自動運転とスマートカーは、応用レベルの「結果」に過ぎない。これらを駆動させる上で重要になるのは、AIのアルゴリズムとチップだ。業界関係者は「自動車の電子化とスマート化の高度発展に伴い、AIアルゴリズム企業、CPUや内蔵メモリを生産するチップ大手が、スマートネット接続車のバリューチェーン川上を占めることになる」と判断した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月11日


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