福州市の鼓屏路と九彩巷の交差点に、「鼓屏写真館」がある。ここは最後の国営写真館で、福州市の家庭の過去のストーリーを数多く記録している。デジタルカメラの普及に伴い、伝統的な撮影業界はダメージを受け、多くの写真館が倒産し人々の視線から消え、近代的なウェディング写真店や撮影スタジオへと変わっていった。「鼓屏写真館」は福州市に残る唯一の写真館である。
「鼓屏写真館」の前身は新中国設立前に開業した東街口の写真館で、経営者は日本人だった。その後、数人の中国人の弟子をとり、その1人が「鼓屏写真館」の創設者である。新中国設立後、「鼓屏写真館」は国営写真館になった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月14日