1月13日、欧州が寄贈した遼西化石の遼寧回帰式が遼寧古生物博物館で行われた。遼寧古生物博物館の孫革館長によると、フランス人化石コレクターはベルギーの恐竜学者に連絡を取り、欧州で収集・研究した遼寧の重要化石の標本8点を無償で送り返すことを申し出たという。
国土資源部の認可を経て、在ベルギー中国大使館の協力のもと、双方はベルギー王立自然史博物館で化石寄贈式を行い、瀋陽市に無事に運ばれた。
今回寄贈された古代生物化石のうち7点は羽毛恐竜の化石、1点は原鳥類の化石。1億6000万年前のアンキオルニス・ハックスレイ、エオシノプテリクス、アウロルニス・シュイ、1億2500万年前のジェホロルニス、2017年に発表された新種のエピオルニトミムス・トゥグルギネンシスがある。立ち会った専門家は現場で、研究が待たれる3点の羽毛恐竜の化石を鑑定した。
アウロルニス・シュイは世界最古の鳥類で、「始祖鳥」より1000万年以上早期のものとされている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月15日