中国の科学技術、「息も止まる」ペースで進歩

中国の科学技術、「息も止まる」ペースで進歩。

タグ:科学技術 AI サイバー

発信時間:2018-01-23 13:27:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 アメリカ国立科学財団(NSF)は先ほど刊行した「科学工学指標(Science & Engineering Indicators)」で、中国は科学技術超大国に近づいているか、すでになっていると結論づけた。要旨は下記の通り。

 

 科学と技術は社会・経済発展及び軍事力強化の知識の基礎を築く。中国はこの二つの分野で、世界のリーダーになろうとしている。

 

 わずか25年前、中国の経済規模はまだ小さく、ハイテク産業はほとんど存在しなかった。中国は「息も止まる」ほどのペースで、科学技術の超大国に向かい邁進している。中国は研究開発費が世界2位の国になっている。2015年の世界の研究開発費は2兆ドル弱で、中国は21%を占めた。これをわずかに上回ったのは米国のみで、26%を占めた。このペースが続けば、中国はすぐに研究開発費が世界一の国になるだろう。また中国は技術者チームを大幅に拡大している。2000年から2014年の間に、理系大学卒業者数は毎年約35万9000人から165万人に増加した。同期の米国の理系大学卒業者数は、約48万3000人から74万2000人に増加した。

 

 中国の技術が拡張しているだけでなく、中国の野心も強まっている。中国の大半のハイテク製品には、他国で生産された先進的な部品が用いられていた。しかし今や中国は、スパコンやさらに小型のジェット旅客機など、技術的にさらに難しい分野に進出している。

 

 科学技術は流動するものであり、中国の進歩は他国でも共有される。逆もまた然りだ。中国が衛星、ミサイル、サイバー戦争、AI、電磁武器などの重要技術で進展を実現すれば、戦略的バランスに重大な変化が生じるだろう。米中経済・安全保障問題検討委員会(USCC)が指摘したように、中国の技術力は潜在的な脅威になる。NSFの責任者は「我々は知識獲得の世界的な競争に巻き込まれている。我々は今日、まだ革新のリーダーかもしれないが、他国も急成長中だ。中国がハイテクで経済をけん引しても、驚くには値しない。重要なのは、我々がこれをはっきり認識する意向と能力を持つか、そして何をするかだ」と話した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月23日


 


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