ワイヤレス充電の産業チェーンが成熟化、将来に期待

ワイヤレス充電の産業チェーンが成熟化、将来に期待。

タグ:ワイヤレス充電

発信時間:2018-02-07 09:08:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 アップルやシャオミなどのメーカーがワイヤレス充電規格「WPC」の陣営に加わり、新型iPhone 8とiPhone Xがワイヤレス充電に対応した。ワイヤレス充電の今後に期待できる。市場関係者は、2018年は中国ワイヤレス充電市場の急成長の年になると予想した。国内外のトップメーカーによるトレンドのけん引、消費者のライフスタイルの変革、ワイヤレス充電技術の成熟化、関連企業の投資という4大要素が、ワイヤレス充電という巨大な市場に火をつける。

 

 開かれる市場

 

 ワイヤレス充電規格が徐々に融合し、ワイヤレス充電が成熟化するに伴い、サムスンとアップルがスマホにワイヤレス充電機能を搭載している。光大証券の楊明輝アナリストはこれに基づき、携帯電話のワイヤレス充電業界が新たな転換期を迎えると判断した。IHSは、世界のワイヤレス充電市場規模は2015年の17億ドルから2024年の150億ドルに拡大し、年平均成長率が27%に達すると予想した。

 

 ワイヤレス充電の普及率がさらに高まり、国内ブランドの猛追が期待されている。金立が昨年末に発表した「M7 plus」もワイヤレスクイック充電機能を搭載した。充電出力は10W。楊氏は「ファーウェイ、VOVO、OPPOなどの国産ブランドがアップルの革新を追い、次世代フラグシップ機にワイヤレス充電機能を搭載することになる」と予想した。

 

 使用が広がる

 

 中信建設の電子業界アナリストの黄瑜氏は「スマホサプライチェーンの在庫調整と新機種の影響から、第1四半期は販売低迷が顕著だ。3−6月にはファーウェイのP11、OPPOのR13、VIVOのX20s、シャオミ7などの新機種が販売され、多くの見所がある。一年を通して見ると、国産スマホは革新で猛追し、新興市場の開拓を拡大する。下半期にはアップルの各価格帯をカバーする新機種が発売され、需要が刺激される。現段階の株価は、短期的な販売が不調という予想を反映しているが、今後のスマホ産業チェーンを過度に悲観する必要はない」と話した。

 

 スマホだけではなく、家電を中心とするワイヤレス充電シーンが形成されている。イケアのテーブルスタンド、スターバックスのカウンター、ファミリーマートの携帯電話用ワイヤレス充電器などだ。AppleInsiderによると、アップルは昨年末、iPhone 8のワイヤレス充電器と互換性を持つ自動車ブランドを発表した。これには、アウディ、BMW、クライスラー、フォード、ホンダ、メルセデス・ベンツ、プジョー・シトロエン、トヨタ、フォルクスワーゲン、ボルボなどが含まれる。また蔚来汽車が発表したES8も、「WPCQi」ワイヤレス充電機能を搭載しており、アップルやサムスンなどのフラグシップ機の充電が可能だ。

 

 国家標準化管理委員会は「電気自動車ワイヤレス充電システム商用車応用特殊要求」「電気自動車ワイヤレス充電システム相互操作及び試験」「電動バス大出力充電システム汎用要求」など、4つの新エネ車業界国家標準を検討中だ。

 

 楊氏は、端末メーカーによるワイヤレス充電機能搭載が大きな流れになるため、関連企業に今から注目する必要があると指摘した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月7日


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