太陽の温度が30年内に低下も、温暖化は止まらず

太陽の温度が30年内に低下も、温暖化は止まらず。

タグ:太陽 温暖化

発信時間:2018-02-12 13:18:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 科学者の最新の研究によると、11年の太陽活動周期の追跡方法が見つかった。この周期は心拍に似ており、活発な時期と静かな時期がある。これは太陽の極大期、極小期とも呼ばれる。今後30年に渡り太陽が暗くなり、地球は「小規模氷河期」に入る可能性がある。9日付英デイリー・メール紙が伝えた。

 

 カリフォルニア大学サンディエゴ校の科学者によると、次の太陽極小期の時期はすでに正確に予想されている。2050年に、太陽は「異常に冷え込む」可能性がある。この期間中、地球は17世紀中頃に欧州で発生したような状況を迎えるかもしれない。

 

 科学者はこれまで、太陽極小期の発生時間の予測に成功していた。科学者は20年以上に渡り最新データを集め、太陽が極小期に暗くなる程度を明らかにした。科学者によると、次の極小期に太陽の温度が11年周期の最低温度をさらに7%下回る見通しだ。太陽から放出されるエネルギーが減少すると、地球の成層圏オゾンが薄くなる。これにより成層圏の気温構造に変化が生じ、低層大気の動力バランスが変わる(特に風と天気の形成モデル)。

 

 さらに深刻なことに、気温低下の程度は不揃いになる。次の太陽極小期に、欧州の気温が大幅に下がるが、アラスカやグリーンランド南部などでは逆に上昇する。

 

 太陽が冷たくなることで、地球温暖化に歯止めがかかると憶測する声もある。科学者によると、歯止めがかかることはないが、気候変動の影響を弱める可能性はあるという。研究によると、極小期の低温効果は、大気中のCO濃度の上昇による温暖化効果のごく一部に過ぎない。科学者は、2020−70年の間、次の極小期により地球の気温は約0.25%しか下がらない。そのため地表面の温度も0.1度弱しか下がらず、温暖化を阻止できない。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月12日


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