イギリスの『デイリー・メール』の2月26日の報道によると、国際宇宙ステーションに今年、会話ができる浮遊ロボットが加わる。
Cimonは「Crew Interactive Mobile Companion」の略称。笑顔の球形ロボットで、重さ5キロ、人工知能(AI)の大脳と8インチのディスプレイがついている。プロペラで動く推進器を通して無重力環境を移動し、音楽を鑑賞するだけでなく、1000以上の言葉を知っている。また、国際宇宙ステーションの周りを飛行し、技術支援を提供したり警示システムの故障と危険を知らせたりし、宇宙飛行士を楽しませることもできる。
国際宇宙ステーションにはCimonの特別な友人、ドイツ地球物理学者のアレクサンダー・グスター博士がいる。人とロボットの共同作業による実験の一環として、Cimonはグスター博士の声と顔を認識し、博士が好きな音楽を再生することもできる。グスター博士とCimonは結晶体の実験を協力して行い、医学任務を遂行し、Cimonはスマート飛行カメラの役目を担う。 7月から10月にかけて、欧州宇宙機関は地平線任務を実施し、Cimonはグスター博士とともに国際宇宙ステーションに上がる。将来、Cimonはレーザーポインターとロボットアームを装備し、宇宙飛行士の言葉からストレスや悲しみ、怒りなどの感情を読み取ることもできる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月4日