張傑さんは吉林省南部の長白山地域にある満州族の村で生まれた。小さな頃から満州族の伝統切り絵に親しんできた。自らの努力により、彼は「裂き絵」という芸術を創り出した。
張傑さんによると、裂き絵は満州族の切り絵を換骨奪胎したものである。両者は創作構造がほぼ同じで、異なるのは生み出される芸術的効果である。切り紙作品のふちは比較的なめらかだが、裂き紙作品ははさみの代わりに指で切って形にするため、ふちがややゴワゴワしている。造形が素朴で、ラインに味が出る。装飾美に富んだ特色を持ち、北方切り紙の特徴が濃い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月4日