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japanese.china.org.cn |20. 03. 2018

ロボットの抜け穴が発覚 暴言やビットコイン要求も

タグ: ロボット 設備



 日本の情報サイト「ITmedia」によると、「Pepper」と「NAO」はソフトバンクロボティクスが開発したヒューマノイドロボットで、日本及び世界の多くの地域のデパートや店に導入されている。しかし、米国のある情報セキュリティ会社は、Pepperは侵入されやすく、ハッカーが遠隔操作し、ランサムウエアに感染させることも可能だと指摘した。感染したロボットが客に暴言を吐き、企業イメージを汚すこともあるという。


 米国の情報セキュリティ会社IOActiveは、PepperやNAOなどのロボットには抜け穴があり、ハッカーに侵入されやすく、ランサムウエアに感染しロボットが使用できなくなることもあると指摘。それを実証するため、IOActiveはNAOに攻撃を仕掛けた。すると、ロボットは突然いつもと違う声で「ビットコインが欲しい。ビットコイン大好き、早くちょうだい」と話した。


 IOActiveは、これらのロボットの多くが接客に使用されているため、ロボットに不適切な内容が植え込まれた場合、客を罵ったりし、企業イメージを汚すことにもなりかねないと指摘した。このような抜け穴はPepperやNAOだけでなく、普通のロボットにもある。一部の産業用ロボットは侵入された際に突然異常な動きをしたり、設備を破壊したりすることがあり、各ロボットメーカーに問題を重視するよう呼びかけた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月20日

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