自動運転車標準、工業・情報化部が制定へ

自動運転車標準、工業・情報化部が制定へ。

タグ:自動運転車

発信時間:2018-04-01 07:54:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 自動運転車は自動車と情報・通信などの産業を融合させる重要な担い手、典型的な応用例であり、世界の革新のホットな分野、未来の産業発展の重要分野でもある。機先を制するため、中国工業・情報化部は業界標準の制定作業を開始する。

 

 同部は27日、「2018年スマートネット接続車標準化活動要点」(以下、要点)を発表した。要点は、「自動車ネット接続標準の研究と制定を早期開始する。スマートネット接続車の通信に必要な関連標準の事前研究を展開し、自動運転高精度地図の需要及び道路設備の需要の研究を開始する。ネット接続車国際標準の制定を追跡し、国内ネット接続車方法論、ネット接続車通信遅延要求などの標準の適用性研究を展開する。LTE-V2Xセルラー通信及び直接通信などの機能・性能インターフェイス標準化のフィジビリティスタディを開始し、関連国家標準・業界標準・団体標準のプロジェクト立ち上げを適時申請する」とした。

 

 同部は、2018年に自動運転関連標準の検討と制定を積極的に展開するよう求めた。運転自動化級別標準のプロジェクト立ち上げ及び研究作業を早期完了し、自動運転テストシーン、縦横向き組合制御という2件の試験・評価類重要標準、自動運転記録、通報信号優先度、マンマシンインターフェース失効保護という3件の自動運転汎用標準の事前研究を開始し、かつその進捗に基づき標準のプロジェクトを立ち上げる。

 

 同部は運転安全について、自動車情報安全汎用技術、車載ゲートウェイ、情報交流システム、電気自動車遠隔管理・サービス、電気自動車充電という5件のインフラ汎用標準のプロジェクト立ち上げを終えるよう求めている。自動車情報安全リスクアセスメント、安全不備・緊急対応、ソフトアップデート、完成車情報安全テスト・評価という4件の国家標準プロジェクトの事前研究とプロジェクト立ち上げを開始する。

 

 高品質の業界標準には、革新が欠かせない。同部の主導のもと、中国汽研、亜太股份、保隆科技、德賽西威、及び複数の完成車メーカーが参与する国家級スマートネット接続車研究院が、今年3月に設立された。この革新プラットフォームは、業界標準の制定で重要な力を発揮する見通しだ。公開された情報によると、保隆科技は各完成車メーカーの主力車種にタイヤ圧力観測システムを提供しており、業務は急成長の段階に入っている。德賽西威のIPO投資プロジェクトのフル稼働後、ADAS(先進運転システム)の生産能力が400万台以上追加される。

 

 ある上場企業の責任者は「これは小さな団体ではなく、国家級の革新プラットフォームだ」と表明した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月1日


 


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