ワシントン大学の脳外科医であるエリック氏によると、人類は今後数十年内に、口を開き会話しなくても、脳インプラント装置を通じて交流することが可能になるという。22日付英デイリー・メール紙が伝えた。
エリック氏は『MITテクノロジーレビュー』の中で、「脳神経とインプラント装置の融合は必ず実現でき、時間の問題だ。10年かもしれないし、100年かかるかもしれない。しかしこれは人類の発展の歴史における、大きな飛躍になるはずだ」と記している。
エリック氏は神経外科医でもあり、小説を2冊、脚本を1冊出版している。これは人々に、未来の変化を受け入れる心の準備をさせるためだ。エリック氏は小説の中で、人類の脳に固有の極限性を説明し、かつ科学技術がいかにこれを克服するかを詳細に解説した。一冊目のSFスリル小説では、人類の90%が脳チップを植え込まれている。さらにエリック氏は「日進月歩の科学技術発展により、携帯電話は20年内に、電子デバイスのすべての機能を実現できるようになる。脳チップの植え込みは人体をほとんど傷つけず、植え込みにより脳はその機能と結びつき、脳と機械の交流が可能になる。非常に効率的だ」と述べた。
エリック氏は、今後数十年内に考えるだけで他人と交流できる「超人類」が誕生すると予言した。この「超人類」は脳インプラント装置で、他人や機械に情報を伝達する。未来の脳の移植手術は、現在の整形手術のように普遍的になるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月1日