「天宮1号」の安全落下から見る西側メディアの歪んだ中国報道

「天宮1号」の安全落下から見る西側メディアの歪んだ中国報道。

タグ:天宮1号 落下

発信時間:2018-04-03 13:56:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  ドッキング目標機「天宮1号」は北京時間2日午前より大気圏再突入を開始し、燃え尽きなかった部分は南太平洋に落下した。天宮1号は昨年3月にデータサービスを停止し、地上からの制御は不可能になった。いつ大気圏再突入し、どこに落下するかは、世界の宇宙業界の注目点になった。ところが安全に落下するという科学者の予想が、最終的に裏付けを得る結果となった。

 

 一部の海外メディアが安全面を懸念するのも理解できる。しかし一部の西側メディアによる分析は完全に素人じみており、感情的な喧伝になっている。これらの記事は、間もなく落下する天宮1号は地上の人類にとって重大な脅威と描写した。中国の宇宙船が自分に落下することを懸念するのも、まったく大げさではないというのだ。

 

 しかし科学者は、宇宙船の落下の際に大気圏の摩擦により大半の部分が燃え尽き、残りの部分が人口密集地に落下する確率が極端に低いことを知っている。彼らは次のように例えた。宇宙船が頭上に落下する確率は、雷に打たれる確率の1000万分の1、もしくは宝くじで大当たりを引く確率の100万分の1だ。

 

 当然ながら、可能性がゼロでなければ、問題を提起することができる。しかし世界的な影響力を持つ西側主流メディアには、この極端に低い確率に異様な関心を示すという明らかな傾向があった。彼らは「制御不能」「有毒物質」「リスク」などの言葉で天宮1号の落下を描写し、センセーショナルを巻き起こした。

 

 西側メディアは中国にとって一枚の鏡だが、むしろ中国と世界の人々に歪んだ中国を見せるマジックミラーに近づいてきている。

 

 何はともあれ、中国は自国のことに取り組めば、西側メディアの悪意ある報道を恐れる必要はない。

 

 今回の天宮1号の落下も同じで、西側メディアが何を言うかではなく、宇宙における自然の法則に従った。

 

 西側メディアの影響力は大きく、人々の注目点を作り続けることができる。しかし一部の西側メディアは中国問題で明らかに歪んだ心理を形成しており、中国に関する記事の質を大きく落としている。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月3日

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