CNNの4月16日の報道によると、米セルラー通信・インターネット協会(CTIA)はこのほど、中国が世界の5G科学技術競争で米国に勝ったと示した。研究によると、同分野で中国は1位、韓国は2位、米国は3位となっている。5G科学技術は米国で障害に直面しており、同協会は政策決定者に行動をとるよう呼びかけている。
CTIAは報告の中で、5G科学技術の世界競争は始まり、中国がトップに立ったと示した。通信分野調査会社のアナリシスメイソンなどの研究結果によると、中国は第5世代超高速無線技術の準備を整えた。2位は韓国、3位は米国。
冬季オリンピックの開催により韓国は注目を集め、5G技術の投資、研究、試行に早くから取り組んだ。3位の米国もリードする立場にあり、米国のベライゾンとAT&Tが先頭に立ち、2018年末に一部市場に5G技術を導入する予定。
5G技術は自動運転、バージャルリアリティ(VR)、スマートシティに応用される。これは、5G分野で先に飛躍した国が巨大なグローバル投資を受け、雇用を創出することを意味する。同協会は、米国のセルラー通信企業は2750億ドルを5Gの発展に投資する準備をしていると明かした。300万の雇用と5000億ドルのGDPを創出することになる。5G技術の全面普及に向け、会社は研究開発に取り組むが、5Gの周波数帯が広いため、政府は無線周波数を追加分配する必要がある。
米政府は以前、この戦いに勝ちたいと示したが、中国の脅威も意識していた。トランプ米大統領は3月、ブロードコムによる1170億ドルでのクアルコム合併買収を阻止した。国家安全を懸念したほか、この買収により米国が5G技術で遅れをとり、中国をトップに立たせることになることを恐れたためである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月18日