中国の高速鉄道は世界トップを走っている。中国人科学者は次世代の革命的な技術開発を懸命に行い、四川省成都市のエンジニアたちもリニアで世界の軌道交通の未来を変えたいと取り組んでいる。
おもちゃのようなこの模型には、同極の2つの磁石は退け合うという原理が用いられている。西南交通大学牽引動力国家重点実験室の鄧自剛博士准教授のチームは、世界初の真空管超高速リニアの環状実験ラインを建設した。荷重1トンで列車は地上20センチ以上を安定して浮き、時速50キロで走行する。この技術は列車理論で言えば時速を1000キロ以上にできる。
中国の磁気浮上技術の始まりは西側諸国より60年遅い。1986年、高温超伝導材料が発見され、西南交通大学の初代研究者はチャンスをつかみ、高温超伝導リニアの実現可能性を検証した。しかし、実現にこぎつけるのは容易ではなかった。
現在、多くの国がリニアの開発に取り組んでいる。日本は低温超伝導リニアの商用化を進め、米国は時速1000キロのスーパー高速鉄道を研究開発している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年5月2日