しかし、中国はその差を縮めている。中国は2020年までに製造作業員1万人中のロボットの数を80台に、2025年には150台に増やす計画。2020年まで、年間10万台の産業用ロボットが誕生することになる。
国際ロボット連盟(IFR)の統計によると、2017年の世界のロボット販売台数は38万7000台で前年比32%増加し、過去最高となった。中国は世界最大の産業用ロボット市場で、販売台数は59%増の13万8000台に達した。韓国は2位で4万5000台、日本は3位で4万2000台、それぞれ9%増加。
中国がロボット技術に専念する理由は
米メディアは、製造業の自動化ニーズが高まり、それを押し上げているのは中国で、中国経済が世界に占める比率は15%ほどだが、自動化技術のニーズは2倍以上だと伝えた。
HSBCの報告は、全ての製造業の自動化ニーズのうち約3分の1が中国からで、年平均成長率は21%になるが、北米は7%にとどまると予想。
中国は世界の研究開発費の20%を占める。この数字は米国(26%)の次に高い。AI分野でも中国は2位につけ、AI業務を行う企業数と融資額も米国の次に多い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月9日