微重力環境において、食事は難題の1つである。地球では色々な食品を好きなように食べることができるが、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士はビニール袋から吸引するしかない。
マム社の「Grand Cordon Stellar(蓋つきの酒のボトル)」は宇宙分野デザイン会社Spadeとの3年にわたる協力で開発された新種のスパーリングワイン、ハイテクボトル、無重力グラスで、9月にリリースされる。無重力環境でスパーリングワインを飲めるようにするというコンセプト。
Grand Cordon Stellarで最も苦戦した点は、液体をボトルから取り出す方法である。
液体の表面張力がその鍵を握る。地球上では重力により液体がボトルのネック部分に流れ、グラスに注ぐことができる。 マム社は技術の詳細を明かしていないが、Grand Cordon Stellarの秘密はハイテクボトルに隠れている。
普通のシャンパンボトルのように見えるが、ネック部分に金属の輪がついており、中に特殊な仕掛けがあり、二酸化炭素によってシャンパンが音を立て、酒が圧出される。面白いことに、液体だけでなく満足感のある泡も一緒に出てくる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月13日