乾隆時期の磁器の花びんが6月12日、パリで1620万ユーロ(約1億2000万元)で落札された。サザビーズの予想落札価格の数十倍になる。
この花瓶はフランスのある家のロフトにあった靴の箱の中から偶然発見された。所有者は十数年忘れられていたこの花瓶を鑑定。サザビーズは、保管状態が良好で極めて珍しく、乾隆帝(1735-1796年)時期の最も優秀な職人が制作したと判断した。うわぐすりで着色されたこの「粉彩花瓶」は19世紀末にフランスに渡ったとみられる。当時、フランス社会でアジアからの工芸品は貴重とされていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月14日