中国、2020年までに国家重点実験室の数を700カ所に

中国、2020年までに国家重点実験室の数を700カ所に。

タグ:国家 実験室 中国

発信時間:2018-07-01 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国科技部のウェブサイトは25日に『国家重点実験室建設発展の強化に関する若干意見』(以下、『意見』)を公表し、2020年までに正確な位置と目標、合理的な配置、発展を牽引する国家重点実験室体系をほぼ形成し、管理体制、運営メカニズム、評価奨励制度を整備し、実験室の数を合理的調整と新築を通して増やし、700カ所前後を維持するとした。

 

 『基礎科学研究の強化に関する若干意見』で「国家重点実験室の配置の合理化」を強調したのに続き、科技部と財政部は再び国家重点実験室の建設発展に関する方針を明確にした。

 

 システム配置、能力向上、開放協力、科学管理の原則に基づき、『意見』は2020年までに国家重点実験室の全体的レベル、開放度、科学研究条件、国際的影響力を大幅に高めるとした。合理的調整と新築を通し、国家重点実験室の数を700カ所前後に維持する。うち、学科の国家重点実験室を300カ所前後、企業の国家重点実験室を270カ所前後、省・部の国家重点実験室を70カ所前後に維持。2025年までに国家重点実験室体系を全面的に整備し、科学研究レベルと国際的影響力を大幅に向上させる。

 

 国家重点実験室の合理的配置について、『意見』は以下のように明記している。世界の科学技術の最先端と国家の長期的発展に重点を置き、地域イノベーションと業界発展に目を向け、優れた機関とチームを選び、数が少ないまたは未配置の地域、業種部門に重視し、国家関連科学教育計画重点任務とリンクさせ、実験室が重大科学の最前線の問題に取り組めるよう促し、重大変革につながる可能性がある基礎研究と応用基礎研究を優先に配置する。

 

 『意見』は、国際的にリード・並走する実験室に対し安定した支援を強化し、長期的に並走し長期的に重大イノベーションのない実験室に対しては調整するとした。また、数学、物理、化学、地学、生物、医学などの関連分野について、幹細胞、合成生物学、園芸生物学、脳科学関連の最前線において建設を進める。

 

 さらに、基礎研究の特徴と規律に合わせた評価メカニズムを構築・整備し、国家重点実験室のイノベーション文化を形成し、国家重点実験室管理イノベーション細則に盛り込むとした。


 『意見』は、定期的な審査評価制度を堅持し、実験室の発展目標と一致する審査指標体系、質のイノベーションと学術貢献を中心とした評価メカニズムを構築するとした。また、実験室が科学研究の信頼の手本になるよう促し、実験室のフォールトトレランス・メカニズムなどの構築を推進する。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年7月1日


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