地下クラウドマップネットワーク、中国の地震予報の新手段に

地下クラウドマップネットワーク、中国の地震予報の新手段に。

タグ:地下クラウドマップネットワーク

発信時間:2018-07-06 16:50:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 四川省地震早期警戒重点実験室、成都高新減災研究所は成都高新区でこのほど、四川省と雲南省で地震予報用の中国初の地下クラウドマップネットワークを構築すると発表した。地表に約2000の地下クラウドマップネットワーク観測ステーションを設置し、地下8000メートルから2万メートルの応力及びエネルギーの動的変化情報を収集する。また観測センターにリアルタイムで転送し、動的地下応力・エネルギー観測ネットワークを生成する。


 国家「千人計画」専門家、成都高新減災研究所長の王暾氏は「最終的に、天気予報のように地下クラウドマップの自動・人工分析及び判断を行い、地震予報の科学研究水準の向上を促す。これは地震予報科学研究の新たな試みだ」と説明した。


 王氏によると、新たに建設される四川・雲南地下クラウドマップネットワークの主な科学目標は次の通り。震源の浅い(震度2万メートル内)の壊滅的地震の発生前予報の難題を解消する。発生前予報とは、ある地域の狭い範囲内で数日内に発生しうる、壊滅的な地震の予報のことだ。


 王氏は「地下クラウドマップネットワークは地下深くに穴を掘ることなく、リアルタイムで地下の応力とエネルギーを把握できる。また地震の発生は力学的な過程だ。地震の発生は応力とエネルギーの蓄積の程度、断層の断裂の強度とのみ関わる。発生前予報は、地震が育む複雑性を考慮する必要がない。最後に、四川・雲南地下クラウドマップネットワークのカバー範囲内で頻繁に発生する地震は、大量の効果的なデータを提供し、地震予報の科学研究を促進する」と述べた。


 王氏のチームは地下クラウドマップの構築を実現するため、新型センサーを開発した。応力・エネルギー情報を地下2万メートルから地表に伝える際に、センサーの観測する物理量が必要とする転送時間は秒クラスになる。王氏は「これらのセンサーは地表に設置されるが、物理学の方法により地下8000メートルから2万メートルの応力とエネルギーを観測できる。このセンサーにより、地震予報科学研究は物理関係の明確なデータを収集できる。地下の応力やエネルギーなどの地震の発生エリアや震度と直接関係する物理量によって、地震を直接予報する」と話した。


 科学研究計画に基づき、地震早期警戒四川省重点実験室、成都高新減災研究所は1−2年をかけ、四川・雲南地下クラウドマップネットワークを構築する。さらに3年をかけ新たに構築される地下クラウドマップネットワークを使い、壊滅的地震の情報を10回ほど収集し、地震予報の内部技術試験などを行う。初の地下クラウドマップネットワーク観測ステーションとセンサーは、汶川県映秀地震局に設置済みだ。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月6日

 


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