医療訓練用子供ロボットが登場　「お母さん」と呼ぶことも

　イギリスの『デイリー・メール』によると、グアマード・サイエンティフィック社が5歳児をモデルにした子供ロボット「Hal」を開発した。このロボットは呼吸するだけでなく、血を流し、「お母さん」と呼びかけることもできる。

　この子供ロボットは医学生の訓練を目的としたもので、学生はロボットの体を使って心電図検査や、喉を切開して気道を確保するなどの各操作を練習できる。グアマード・サイエンティフィック社は1940年代から病院、学校、その他の業種向けの教学用シミュレーターを開発している。同社が開発した「Hal」は伝統的な医療用人体模型からの乖離を意味する。ロボットは価格4万8000ドルに達し、様々な機能を有し、非常にリアルにできている。同社のジョン・エッガース副社長は、「手術気道、針胸腔 、胸管切開術などの緊急手術が可能。これらの手術をリアルに行い、学生は現実の世界に最も近い小児科救急経験を積むことができる」と話した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2018年9月11日