600歳の故宮、可愛くクールな一面で人気獲得

600歳の故宮、可愛くクールな一面で人気獲得。

タグ:夜間開放 故宮

発信時間:2019-02-19 14:14:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 故宮博物院は2月17日、19日(旧暦1月15日)と20日(旧暦1月16日)の2日間にわたり「紫禁城上元の夜」文化イベントを開催することを公式サイトで発表した。故宮初の一般向け夜間開放となる。チケットは予約開始後すぐにチケットはなくなった。あるネットユーザーは、「早朝にチケットシステムを見て驚いた。故宮が近年巨大な人気を蓄積していることが再び証明された」と書き込んだ。


 オープン94年で初となる「灯会」で、紫禁城の古建築群が初めて大々的にライトアップされ、一般向けに初めて夜間開放される。故宮は一気に3つの「初」を実現することは画期的な意味を持つ。


 600歳の故宮は伝統文化の宣伝方法を革新し、ノベルティグッズの開発でも成功し、伝統文化の魅力は健在で、伝統文化の表現と宣伝方式を時代の変化に合わせる必要があることを実力で証明した。


 ノベルティグッズを開発しても、中継やドキュメンタリーで存在感を示しても、開放こそが故宮が人気を得る上で最も重要なことである。故宮は近年、開放面積を2014年の52%から2015年に65%、16年に76%へと絶えず拡大している。2020年に紫禁城の85%が一般開放されると言われている。


 これは地方の博物館などの文化施設にとって啓示となるに違いない。文化宣伝において、「神秘主義」を少なくし、宣伝して客を招き、自己アピールの条件を構築すべきである。伝統文化の「宝」を放置したり、「冷淡」な態度をとることは文化の最も良い保護方法とは限らず、文化の宣伝に不利となる。技術の進歩、管理レベルの向上に合わせ、博物館などの文化施設は人間本位の方法で開放レベルを引き上げるべきである。


 当然、より多くの人に参観してもらうことはそれほど容易ではない。重要なのは、宣伝概念の変化と革新で、現代の特徴と大衆のニーズに合った方法で伝統文化を表現し、その背後の開発可能な資源を十分に発掘することである。故宮が人気を得たのは、時代の流れを捉え、大胆に行動し、伝統文化の要素を流行文化に取り入れ、一般人とのコミュニケーションを増やし、伝統文化をファッショナブルかつリアルにしていることにある。

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