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japanese.china.org.cn |08. 07. 2019

無形文化遺産伝承人が彫刻したドラゴンボートが清水江を航行

タグ: 無形文化遺産伝承人 ドラゴンボート


 6月27日、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州台江県施洞鎮平敏村の73歳の無形文化遺産伝承人である楊再福氏は、彫刻に約1年を要した2隻の木製のドラゴンボートを進水させた。


   同日、台江県施洞鎮で年に一度のミャオ族伝統のドラゴンボート祭が行われた。楊再福氏はミャオ族の民族衣装に身を包み、黄金色の笠をかぶり、手に青草を握って振り、裸足で清水江のほとりで言葉をつぶやき、初進水となる木製のドラゴンボートの儀式を行った。


 楊再福氏は周辺の村で使用する木製のドラゴンボートの彫刻だけでなく、チャンチンやモウハクヨウなどの原材料を使用し、現地のドラゴンボートやミャオ族の「踩鼓」などの文化的要素を彫刻で再現し、その作品は中央民族大学体育学院、貴陽民族文化宮博物館にも収蔵されている。


 楊再福氏は近年、無形文化遺産の展示や技術の伝授などを通して伝統の彫刻技術を広め、多くの若者がこの伝統技術を学び、伝承できるよう取り組んでいる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月8日

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