ユネスコ世界遺産委員会 29カ所が世界遺産に登録

ユネスコ世界遺産委員会 29カ所が世界遺産に登録。

タグ:世界遺産

発信時間:2019-07-11 14:09:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 第43回ユネスコ世界遺産委員会が10日、アゼルバイジャンの首都バクーで幕を下ろした。会議は35項目の申請を審議し、うち29項目を世界遺産に認定した。世界遺産の数が増えるにつれ、遺産保護意識が高まっている。


 世界遺産に新たに登録された29項目のうち、欧州・北米地域は15項目、アジア・太平洋地域は10項目、アラブ地域は2項目、アフリカおよびラテンアメリカ、カリブ地域は各1項目。


 アジア地域では、良渚古城遺跡が東アジア地域における世界遺産の早期文明遺跡の空白を埋めた。欧州地域では、ロシアの古代プスコフの建造物群がロシア都市文明の発端を代表し、イギリスのジョドレル・バンク天文台が世界遺産の人類科学技術発展の空白を埋めた。アフリカ地域では、ブルキナファソの古代鉄冶金遺跡群の認定はアフリカの史前文明の発展レベルを証明した。そのほか、「万塔の町」と称されるミャンマーのバガン、儒家文明の影響力を示す韓国の書院などが登録された。


 今会議で、中国要素は大きな見どころとなった。中国の黄海-渤海沿岸の渡り鳥保護区群と良渚古城遺跡が審議を通過し、世界遺産に登録され、中国の世界遺産の数は55カ所で世界一になった。


 専門家によると、世界遺産の数は1121カ所に達し、多くの人が世界遺産の保護に行動を起こすようになっている。しかし、世界遺産保護は様々な試練に直面しており、人類活動、自然災害、気候変動による脅威が絶えず、各国・各地域で遺産保護が不均衡という問題も目立ち、53カ所の世界遺産が危険な状態で保護がより必要になっている。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月11日

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