今年53歳の楊彩霞氏は西安市級無形文化遺産の切り絵伝承人の1人である。彼女は「芸術遺伝子」を持ち、母親とおばは手先が器用だと村で有名で、何人の村民に窓にはる切り紙細工を作ったかわからないほどである。父親は泥人形のプロで、その作品は非常に生き生きとしている。このように民間芸術の雰囲気が漂う家庭で育った楊彩霞氏は、幼い頃から切り絵や泥人形を作って遊んでいた。
10歳前後で母親とおばから切り絵アートを学ぶようになり、これまでに国内外で多くの賞を受賞した。1995年に「中華名人」の称号を獲得、2017年に「全国切り絵アートコンテスト切り絵パフォーマー・トップ10」に選ばれ、2018年に「中国無形文化遺産伝承人」の称号を得た。
農村の女性である楊彩霞氏は自身のアート作品とともに何度も海外に招かれ、日本、デンマーク、マレーシア、香港、韓国などの国と地域の民間アート作品展に参加したことがある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月17日