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japanese.china.org.cn |17. 07. 2019

34年の職人魂 純手工芸の「千層の靴底」

タグ: 手工芸の布靴


      江蘇省如皋市の羌叔萍さんは19歳の頃に布靴を作り始めた。


 手工芸の布靴は「千層の靴底」と言われ、3000年以上前の周代に誕生した。中華民族の貴重な財産と遺産であり、高い歴史文化価値、経済価値、工芸価値がある。


 2009年、「千層靴底手工芸布靴製作工芸」は文化部の『国家級無形文化遺産』に登録され、この伝統の手工芸は保護されるようになった。


 羌叔萍さんは布靴を作り始めて今年で34年になる。白蒲鎮の生後数カ月の赤ちゃんからお年寄りまで、多くが彼女の客である。


 布靴店で売られているほとんどが機械で加工したものだが、羌叔萍さんは手作業を貫いている。彼女は、「機械で加工したものは手作りしたものほど丈夫ではない。手作りした布靴は長持ちするだけでなく、汗を吸い、通気性が高く、靴底が柔らかく、履きごごちが良い」と述べた。


 また、「布靴を手作りすると7~8カ月かかり、中でも靴底に時間がかかる。懐かしいという理由で買う人もいれば、質を信頼して買う人もいる。布靴製作は実はそれほど儲からないが、作って欲しいという人がおり、自分もこの手芸を無駄にできないため続けている」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月17日

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