工房で扇子の骨を選ぶ重慶市栄昌区の扇子職人の付愛東さん(左)と李道良さん(9月11日新華社撮影)
栄昌扇子は中国の有名な扇子の1つで、精巧なことから庶民に広く愛されたが、扇風機やエアコンの普及、扇子の耐用性の低さ、ブランドの単一化などにより伝統的な紙製の扇子は衰退しつつある。付愛東さんや李道良さんら伝統の手工芸職人の長年の努力とイノベーションの模索により、シルクや亜麻などの扇子が新たに登場した。また、伝統の手工芸職人は扇子の骨に彫刻、熱転写、扇子の仕上げ、イラストなどの工芸に磨きをかけ、扇子絵師などの新しい業種も誕生し、生まれ変わった栄昌扇子は再び人気を集めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月15日