早朝の北京市では、会社員が地下鉄を急ぎ足で乗り換え、朝食の出前配達員が車の間を抜け、おじさんとおばさんが新鮮な野菜を買うためにスーパーの入り口で待つという光景が見られる。この時、ある人たちは1日のトレーニングをすでに開始している。
彼らの中で60代は「若い」と言われ、90代の人もいる。彼らは言葉少なに軽快に1つの場所に向かう。そこは天壇公園である。ここは彼らの「場所」と言え、どこから来たかを尋ねたりせず、達人ばかりである。
このおじいさんたちはネットで人気を集め、毎日、彼らの絶技を見るためにファンが訪れる。「武術の達人」である彼らは「天壇おじいさん」とも呼ばれている。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2019年10月24日
