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japanese.china.org.cn |30. 10. 2019

貴州省丹寨県 ミャオ族のろう染め工芸

タグ: ろう染め工芸

(图片故事)(1)蜡花小姐:蜡刀青花绽苗乡



10月29日、丹寨万達タウンの鼓楼の前を通る楊芳さん


 今年52歳の楊芳さんは貴州省丹寨県の出身である。丹寨県はミャオ族をはじめとした少数民族が密集する県で、「どの家庭にも染物用の大がめがあり、女性は誰でもろう染めができる」と言われ、ろう染め布工芸は現地のミャオ族の伝統である。


 貴州省のミャオ族ろう染めは「貴州蝋花」とも呼ばれ、ミャオ族が代々受け継いできた民間手工芸。蜜蝋を溶かして液状にし、蝋刀を使って麻、糸、綿、毛などの天然繊維織物に模様をつけ、染物用のかめに浸し、取り出して煮る。ろうを落として模様が現れたら、日干しし、ろう染めになる。上品な色合い、美しい模様、豊富な文化的意味合いにより、貴州民間芸術の中で独特の風格を持つ。


 楊芳さんは12歳の時に年長者からろう染め工芸を学び始めた。1986年、彼女は香港に招待されてろう染め工芸を実演し、メディアの報道を通じて「蝋花姉さん」と呼ばれるようになった。2004年、彼女は合作社を設立し、現地の女性にろう染め工芸を教えている。2018年、楊芳さんは国家級ミャオ族ろう染め工芸伝承人の称号を得た。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月30日


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