コモロ連合の少女の中国語との縁

鄭州西亜斯学院で獅子舞を体験する拉一莎さん（10月28日）

 

　「これほど多くの高層ビルと広い道路を見たことがない」。これは拉一莎さんの中国に対する第一印象である。

 

　今年17歳の拉一莎さんはインド洋の島国コモロ連合の出身。2016年、中国アフリカ支援医療スタッフが拉一莎さんの祖母の目の病気を治し、その時から彼女は中国に憧れるようになった。彼女は孔子学院の中国語クラスに申し込み、懸命に勉強し、今年4月の第12回「漢語橋」世界中学生中国語コンテスト・コモロ連合予選で優勝し、第2回戦に出場するため河南省鄭州市を訪れ、中国の土地を初めて踏んだ。コンテスト以外に、彼女は主催機関が開催する各種の遊学行事にも参加し、優れた武術や伝統の漢方医療など、中国伝統文化に興味を持った。

 

　第2回戦で、拉一莎さんは中国語で『祝你平安』を歌った。優しい性格の彼女は、「この曲に中国とコモロ連合の両国民への祝福の思いを込めた。中国に留学し、できれば医学を学び、祖母を治した中国人医師のように多くの病人を助けたい」と理想を語った。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2019年11月3日