杭州市西湖そばの宝石山に建つ、全国重点文物保護建築・保俶塔が先ごろ全面封鎖され、修繕工事に入った。今回の修繕は、主に保俶塔の塔頂部分。加えて、建築表面についた植物を取り除くと同時に、継ぎ目の部分の不具合などを直す。
西湖そばの宝石山に建つ保俶塔は、五代十国時代の建築だ。伝統的石積み構造の古い実心塔で、現在までに何度も修復されてきた。高さは約45.3メートル。8面7層で作られ、重なった作り屋根のラインは優しく美しい。まるで少女が立っているようだ。西湖の水の光や山の色を背景にした優雅で静かなその佇まいは、世界遺産である西湖の象徴的景観となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月9日